利回りに関する問題(7問)
固定利付債券の最終利回り、固定利付債券、所有期間利回り(単利)利回りに関する問題。
問題 1
表面利率が0.5%、残存期間が3年の固定利付債券を額面100円当たり102円で購入し、償還された場合の最終利回りとして、正しいものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等は考慮しないものとし、解答は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入するものとする。また、▲」はマイナスを意味するものとする。(2019年1月24問)
1.▲1.47%
2.▲0.65%
3.▲0.16%
4. 0.49%
問題解説
最終利回りとは、既発債を償還期限まで保有していた場合の利回りです。

問題 2
固定利付債券の利回り(単利・年率)と市場金利の変動との関係に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとする。(2019年5月23問)
1.(ア)で変わらない (イ)よりも低くなる
2.(ア)よりも高くなる (イ)よりも低くなる
3.(ア)で変わらない (イ)で変わらない
4.(ア)よりも高くなる (イ)で変わらない
問題解説
市場金利が上昇すると債券価格が下がるので、最終利回りが上昇します。発行済債券の表面利率が上昇するわけではないので、応募者利回りは変わりません。
所有期間利回りは応募者利回りよりも低くなります。

問題 3
1. 0.71%
2. 0.90%
3. 1.00%
4. 1.12%
問題解説
所有期間利回り(%)=(1年間の収益合計÷投資金額)×100
既発債を償還期限前に売却した場合の利回りです。

問題 4
1.他の条件が同一であれば、債券価格が下落すると、その利回りは上昇する。
2.他の条件が同一であれば、残存期間の短い債券より残存期間の長い債券の方が、利回りの変動に対する価格の変動幅は小さい。
3.他の条件が同一であれば、表面利率が低いほど、利回りの変動に対する価格の変動幅は大きい。
4.他の条件が同一であれば、信用リスクが低いほど、利回りは低くなる。
問題解説
他の条件が同一であれば、残存期間の短い債券より残存期間の長い債券の方が、利回りの変動に対する価格の変動幅は大きい。
1.〇
債券価格が下落すると市場金利が上昇。その利回りは上昇する。
3.〇
他の条件が同一であれば、表面利率が低いほど、利回りの変動に対する価格の変動幅は大きい。
4.〇
信用リスクが高い債券は、信用リスクが低い債券よりも、債券価格が低下し、利回りは高くなります。
問題 5
1.居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除は、譲渡した年の1月1日において、譲渡 した居住用財産の所有期間が10年を超えていなければ適用を受けることができない。
2.居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除と、居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡 所得の課税の特例(軽減税率の特例)は、重複して適用を受けることができる。
3.居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除は、配偶者に対して譲渡した場合には適用 を受けることができない。
4.居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除は、居住用財産を居住の用に供さなくなっ た日から3年を経過する日の属する年の12月31日までの間の譲渡であれば、適用を受けること ができる。
問題解説
所有期間の長短に関係なく適用できますので、他の要件を満たせば適用できます。
軽減税率の特例を受けるには、譲渡した年の1月1日に、所有期間が10年を超えていることが必要です。
2.〇
それぞれの適用要件を満たしている場合であれば、併用可能です。
3.〇
親子や夫婦など特別な間柄の場合は適用できない。
4.〇
居住用財産を居住の用に供さなくなった日から3年を経過する年の12月31日までに譲渡しなければ適用を受けることができない。

問題 6

問題解説
応募者利回り(%)=(1年間の収益合計÷投資金額)×100 新発債を償還期限まで保有していた場合の利回りです。

直接利回り(%)=(1年当たりの受取利息÷購入価格)×100 債券の購入価格に対する1年間に受取る利息の割合です。

所有期間利回り(%)=(1年間の収益合計÷投資金額)×100
既発債を償還期限前に売却した場合の利回りです。

最終利回り(%)=(1年間の収益合計÷投資金額)×100 既発債を償還期限まで保有していた場合の利回りです。
表面利率(クーポンレート)0.1%、償還年限10年の固定利付債券を、額面100円当たり100.10円で購入、

問題 7

問題解説
最終利回り(%)=(1年間の収益合計÷投資金額)×100
既発債を償還期限まで保有していた場合の利回りです。

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