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FP2G 債券の一般的な問題

債券の一般的な問題(6問)

仕組債、転換社債型新株予約権付社債、他社株転換条項付債券、リバース・デュアルカレンシー債、割引債の現在価値、固定利付債の表面利率、短期債と長期債を比較、固定利付債と変動利付債を比較、信用格付け、サムライ 債、中央銀行が金融緩和策、個人向け国債、債務不履行(デフォルト)、発行体が同一、最上級の格付を付された債券。一般的な特徴。

問題 1

債券の信用リスクに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。(2016年5月23問)

1.債券の発行体の財務状況の悪化などにより、その発行する債券の利子や償還金の支払いが債務不履行(デフォルト)となるリスクを、信用リスクという。

2.発行体が同一であれば、劣後債であっても他の債券と同等の信用格付となる。

3.信用格付において最上級の格付を付された債券については、利子や償還金の支払いに遅延が生じることはない。

4.市場で流通している信用リスクの高い債券と信用リスクの低い債券を比較した場合、他の条件が同じであれば、信用リスクの高い債券の方が利回りは低くなる。

 

問題解説
1.〇
その発行する債券の利子や償還金の支払いが債務不履行(デフォルト)となるリスクを、信用リスクという。
2.✕
一般債権者よりも債務弁済が後回しになる社債のことで、信用リスクは高い。
3.✕
信用格付において最上級の格付を付された債券についても、利子や償還金の支払いに遅延が生じます。
4.✕
信用リスクが高い債券
は、信用リスクが低い債券よりも、債券価格が低下し、利回りは高くなります。

 

問題 2

債券の仕組みと特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。(2018年9月24問)

1.格付機関が行う債券の信用格付けで、「BBB(トリプルB)」格相当以上の債券は、一般に、投資 適格債とされる。

2.日本国内において海外の発行体が発行する外国債券のうち、円建てで発行するものを「サムライ 債」といい、外貨建てで発行するものを「ショーグン債」という。

3.日本銀行などの中央銀行が金融緩和策を強化すると、一般に、市場金利は低下し、債券価格も下落 する。

4.個人向け国債は、基準金利がどれほど低下しても、0.05%(年率)の金利が下限とされている。

 

問題解説
3.✕
中央銀行が実施する金融緩和政策は、市場資金量が増加市場金利が低下債券価格は上昇します。
1.〇
「BBB(トリプルB)」格相当以上の債券は、一般に、投資適格債とされる。これより下のクラス(BB以下)は投機的、または投資不適格とされます。
2.〇
円建てで発行するものを「サムライ債」といい、外貨建てで発行するものを「ショーグン債」という。
4.〇
個人向け国債は、3年・5年・10年物全てで最低金利が保証されており、利率は年0.05%です

 

問題 3

債券の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。(2016年5月24問)

1.割引債の現在価値は、将来価値(額面100円)に複利現価率を乗じたものとなる。

2.額面金額100万円につき1年間に税引前で2万円の利子が支払われる固定利付債の表面利率は、2%である。

3.短期債と長期債を比較した場合、他の条件が同じであれば、長期債の方が金利変動に伴う債券価格の変動が大きい。

4.固定利付債と変動利付債を比較した場合、他の条件が同じであれば、変動利付債の方が金利変動に伴う債券価格の変動が大きい。

 

問題解説
4.✕
固定利付債の方が、価格変動幅も大きい
1.〇
将来価値(額面100円)に複利現価率を乗じたものとなる。
2.〇
額面金額100万円につき1年間に税引前で2万円の利子が支払われる、固定利付債の表面利率は、2%である。
3.〇
長期債は、短期債よりも、償還時までに金利変動の影響を受ける期間が長いため、債券価格の変動が大きい。

 

問題 4

各種債券の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。(2020年1月23問)

1.仕組債は、一般に、相対的に高い金利が設定されている半面、通常の債券に生じる信用リスクなど に加え、契約条項により償還金額が額面金額を下回るリスクなどがある。

2.転換社債型新株予約権付社債は、発行時に決められた転換価額で株式に転換することができる権利 が付いた債券である。

3.他社株転換条項付債券は、対象となる株式の判定日における株価によって、額面金額で償還される か、株式で償還されるかが決まる。

4.リバース・デュアルカレンシー債は、購入代金の払込みおよび利払いが円貨で、償還金の支払いが 外貨で行われる。 

 

問題解説
4.✕
デュアルカレンシー債は、購入代金の払込みおよび利払いが円貨で、償還金の支払いが 外貨で行われるのは
リバース・デュアルカレンシー債は払込みは円貨で、利払いと償還金の支払いが 外貨で行われる。

1.〇
仕組債は、スワップやオプションなどのデリバディブ取引を組み合わせた特別な仕組みを持ち、通常の債券のキャッシュ・フローとは異なるキャッシュ・フローを持つようにした債券です。
2.〇
転換社債型新株予約権付社債は、一定の条件で発行体の企業の株式に転換できる権利が付いた社債のことです。
3.〇
他社株転換条項付債券は、償還金の代わりに他社株式が交付される可能性がある仕組債です。どちらが交付されるかは指定された株式の価格によって決まり、投資家が選択することはできません。

 

問題 5

固定利付債券(個人向け国債を除く)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。(2019年9月24問)

1.債券を発行体の信用度で比較した場合、他の条件が同じであれば、発行体の信用度が高い債券の方が債券の価格は低い。

2.債券を償還までの期間の長短で比較した場合、他の条件が同じであれば、償還までの期間が長い債券の方が、利回りの変化に対する価格の変動幅は大きくなる。

3.表面利率が最終利回りよりも低い債券の価格は、額面価格を下回る。

4.市場金利が上昇すると、通常、債券の利回りは上昇し、債券の価格は下落する。

 

問題解説
1.✕
債券の発行体の財務状況の悪化経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。

2.〇
他の条件が同一であれば、残存期間の短い債券より残存期間の長い債券の方が、利回りの変動に対する価格の変動幅は大きい。
3.〇
表面利率が最終利回りよりも低い債券の価格は、額面価格を下回る。
4.〇
市場金利の上昇は債券価格の下落要因となり
市場金利の低下は債券価格の上昇要因となる。


 

問題 6

固定利付債券(個人向け国債を除く)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。(2019年1月23問)

1.国内景気が好況で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は上昇する傾向がある。

2.市場金利の上昇は債券価格の上昇要因となり、市場金利の低下は債券価格の下落要因となる。

3.債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。

4.債券を償還日の直前に売却した場合には、売却価格が額面価格を下回ることはない

 

問題解説
3.〇
償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。


1.✕

国内景気が好況で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は下落する傾向がある。
2.✕
市場金利が上昇すると下落し、市場金利が低下すると上昇します。
4.✕
債券を償還日の直前に売却した場合には、売却価格が額面価格を下回ることもあります。

 

 

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