問題 11
問題解説
(ア)8(万円) (イ)758(万円) (ウ)4,010(万円)
・ 洋子さんが現時点で、糖尿病で12日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( 8 )万円である。
・ 洋子さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため26日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険 金・給付金の合計は( 758)万円である。
・ 洋子さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( 4,010 )万円である。
問題 12
リビングニーズ特約に関する下記<資料>の空欄(ア)~(エ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。
問題解説
(ア)3 (イ)7 (ウ)9 (エ)13
被保険者の余命が6ヵ月以内と判断された場合、所定の範囲内で死亡保険金の一部または全部を請求することができる。
被保険者の余命が6ヵ月以内と判断された場合、所定の範囲内で死亡保険金の一部または全部を請求することができる。
問題 13
大久保邦彦さんと妻の久代さんが加入している生命保険契約(下記<資料>参照)について、保険金または給付金が支払われた場合の課税に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.契約Aについて、邦彦さんが受け取った死亡保険金は相続税の課税対象となる。
2.契約Bについて、久代さんが2年目以降に受け取る死亡年金は所得税(雑所得)の課税対象となる。
3.契約Bについて、久代さんが年金受取に代えて一時金受取を選択した場合、所得税(一時所得)の課税対象となる。
4.契約Cについて、久代さんが受け取ったガン診断給付金は、所得税(一時所得)の課税対象となる。
1.契約Aについて、邦彦さんが受け取った死亡保険金は相続税の課税対象となる。
2.契約Bについて、久代さんが2年目以降に受け取る死亡年金は所得税(雑所得)の課税対象となる。
3.契約Bについて、久代さんが年金受取に代えて一時金受取を選択した場合、所得税(一時所得)の課税対象となる。
4.契約Cについて、久代さんが受け取ったガン診断給付金は、所得税(一時所得)の課税対象となる。
問題解説
2.〇
久代さんが2年目以降に受け取る死亡年金は所得税(雑所得)の課税対象となる。 (1年目は相続税です)
1.✖
契約者と受取人が同一の時は、一時所得として所得税の課税対象となる。
3.✖
収入保障保険において一時金で受け取った時は、相続税の課税対象となる。
4.✖
ガン診断給付金は、非課税です。
久代さんが2年目以降に受け取る死亡年金は所得税(雑所得)の課税対象となる。 (1年目は相続税です)
1.✖
契約者と受取人が同一の時は、一時所得として所得税の課税対象となる。
3.✖
収入保障保険において一時金で受け取った時は、相続税の課税対象となる。
4.✖
ガン診断給付金は、非課税です。

問題 14
柴田さん(52歳)は、自身を記名被保険者として契約している自動車保険の契約更新案内(下記<資料>参照)について、FPの唐沢さんにアドバイスを求めた。唐沢さんが述べた次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。なお、<資料>に記載のない特約については考慮しないものとする。

(ア)「柴田さんが車を駐車する際、誘導していた柴田さんの妻に誤って接触してケガを負わせた場合は、どのプランでも対人賠償保険による補償の対象になります。」
(イ)「前年同内容プランは、大雨による洪水で被保険自動車が水没した場合の車の損害も補償しています。」
(ウ)「運転免許証を取得した柴田さんの息子(同居で22歳)が被保険自動車を運転して対物事故を起こした場合、おすすめプランAであれば補償の対象になります。」
(エ)「おすすめプランBは、柴田さんが運転中に他車との接触事故でケガをした場合、過失割合にかかわらず柴田さんの治療費用等は補償の対象になります。」
(ア)「柴田さんが車を駐車する際、誘導していた柴田さんの妻に誤って接触してケガを負わせた場合は、どのプランでも対人賠償保険による補償の対象になります。」
(イ)「前年同内容プランは、大雨による洪水で被保険自動車が水没した場合の車の損害も補償しています。」
(ウ)「運転免許証を取得した柴田さんの息子(同居で22歳)が被保険自動車を運転して対物事故を起こした場合、おすすめプランAであれば補償の対象になります。」
(エ)「おすすめプランBは、柴田さんが運転中に他車との接触事故でケガをした場合、過失割合にかかわらず柴田さんの治療費用等は補償の対象になります。」
問題解説
(ア)✕
家族が被害者の事故は、対人賠償保険では対象外です。
(イ)〇
車両保険では洪水による被害も保障の対象です。
(ウ)✕
おすすめプランAでは運転者年齢条件が35歳以上になっているので、22歳の息子さんは対象外です。
(エ)〇
人身傷害保険保険が付いているので、過失割合にかかわらず柴田さんの治療費用等は補償の対象になります。
家族が被害者の事故は、対人賠償保険では対象外です。
(イ)〇
車両保険では洪水による被害も保障の対象です。
(ウ)✕
おすすめプランAでは運転者年齢条件が35歳以上になっているので、22歳の息子さんは対象外です。
(エ)〇
人身傷害保険保険が付いているので、過失割合にかかわらず柴田さんの治療費用等は補償の対象になります。
問題 15
氷室さんはアパートを事業的規模で賃貸している青色申告者である。下記<資料>に基づき氷室さんが2020年分の確定申告をする際の不動産所得の計算方法に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。

(ア)氷室さんは、新規に入居した賃借人より敷金と礼金を受け取ったが、これは家賃ではないため不動産所得の計算上、両方とも収入金額に計上する必要はない。
(イ)アパートローンの返済金額は元本部分と利息部分の両方を必要経費として計上することができる。
(ウ)敷金を返還した場合、預かっていたものを返還しただけなので、必要経費に計上することはできない。
(ア)氷室さんは、新規に入居した賃借人より敷金と礼金を受け取ったが、これは家賃ではないため不動産所得の計算上、両方とも収入金額に計上する必要はない。
(イ)アパートローンの返済金額は元本部分と利息部分の両方を必要経費として計上することができる。
(ウ)敷金を返還した場合、預かっていたものを返還しただけなので、必要経費に計上することはできない。
問題解説
(ア)✕
礼金は返す必要がないので、不動産所得に該当します。
(イ)✕
借入金の利息部分は必要経費にはなりません。
(ウ)〇
敷金を返還した場合、預かっていたものを返還しただけなので、必要経費に計上することはできない。
礼金は返す必要がないので、不動産所得に該当します。
(イ)✕
借入金の利息部分は必要経費にはなりません。
(ウ)〇
敷金を返還した場合、預かっていたものを返還しただけなので、必要経費に計上することはできない。
問題 16
会社員の最上さんは、2020年3月末日に勤務先を退職した。最上さんの退職に係るデータが下記 <資料>のとおりである場合、最上さんの退職一時金に係る退職所得の金額として、正しいものはどれ か。なお、最上さんは、勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するもの ではない。

1. 130万円
2. 165万円
3. 260万円
4. 330万円
1. 130万円
2. 165万円
3. 260万円
4. 330万円
問題解説
1. 130万円
退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1/2 で計算
退職所得控除=800万+70万円×(22年-20年)=940万円
退職所得=(1200万円-940万円)/2=130万円
退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1/2 で計算
退職所得控除=800万+70万円×(22年-20年)=940万円
退職所得=(1200万円-940万円)/2=130万円
問題 17
個人事業主の有馬さんは、2020年9月にトラック(新車)を購入し、事業の用に供している。有馬さんのこのトラックの2020年分の所得税における事業所得の金額の計算上、必要経費に算入すべき減価償却費の金額として、正しいものはどれか。なお、トラックの取得価額は600万円、2020年中の事業供用月数は4ヵ月、耐用年数は5年とする。また、有馬さんは個人事業を開業して以来、車両についての減価償却方法を選択したことはない。

1. 400,000円
2. 800,000円
3. 1,200,000円
4. 2,400,000円
1. 400,000円
2. 800,000円
3. 1,200,000円
4. 2,400,000円
問題解説
1. 400,000円
個人事業を開業して以来、車両についての減価償却方法を選択したことはない場合は、定額法で計算します。
600万円x0.2x4/12=40万円
個人事業を開業して以来、車両についての減価償却方法を選択したことはない場合は、定額法で計算します。
600万円x0.2x4/12=40万円
問題 18
長岡さん(67歳)の2020年分の収入等は下記のとおりである。長岡さんの2020年分の所得税における総所得金額として、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととし、総所得金額が最も少なくなるように計算すること。

1.(310万円-110万円)+(250万円-190万円)=260万円
2.(310万円-110万円)+(250万円-190万円)×1/2=230万円
3.(310万円-110万円)+(250万円-190万円-50万円)=210万円
4.(310万円-110万円)+(250万円-190万円-50万円)×1/2=205万円
1.(310万円-110万円)+(250万円-190万円)=260万円
2.(310万円-110万円)+(250万円-190万円)×1/2=230万円
3.(310万円-110万円)+(250万円-190万円-50万円)=210万円
4.(310万円-110万円)+(250万円-190万円-50万円)×1/2=205万円
問題解説
4.(310万円-110万円)+(250万円-190万円-50万円)×1/2=205万円
問題 19
木内さんは、父の相続が開始した後の手続き等について、FPで税理士でもある高倉さんに質問をした。下記の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。
木内さん:「相続発生後の手続きについて教えてください。」
高倉さん:「相続人は、相続の開始があったことを知った時から、原則として( ア )以内に、 相続について単純承認、限定承認、相続放棄のうちいずれかを選びます。その期間内に 限定承認も相続放棄もしない場合は、単純承認したものとみなされます。」
木内さん:「限定承認や相続放棄をする場合はどうするのですか。」 高倉さん:「( イ )にその旨の申述を行います。」
木内さん:「被相続人の子どもが相続権を失うことはあるのでしょうか。」
高倉さん:「欠格や廃除によって相続権を失うことがあります。」
木内さん:「その場合、欠格や廃除により相続権を失った人の子どもに代襲相続は認められますか。」
高倉さん:「( ウ )。」
高倉さん:「相続人は、相続の開始があったことを知った時から、原則として( ア )以内に、 相続について単純承認、限定承認、相続放棄のうちいずれかを選びます。その期間内に 限定承認も相続放棄もしない場合は、単純承認したものとみなされます。」
木内さん:「限定承認や相続放棄をする場合はどうするのですか。」 高倉さん:「( イ )にその旨の申述を行います。」
木内さん:「被相続人の子どもが相続権を失うことはあるのでしょうか。」
高倉さん:「欠格や廃除によって相続権を失うことがあります。」
木内さん:「その場合、欠格や廃除により相続権を失った人の子どもに代襲相続は認められますか。」
高倉さん:「( ウ )。」
問題解説
木内さん:「相続発生後の手続きについて教えてください。」
高倉さん:「相続人は、相続の開始があったことを知った時から、原則として(3ヵ月 )以内に、 相続について単純承認、限定承認、相続放棄のうちいずれかを選びます。その期間内に 限定承認も相続放棄もしない場合は、単純承認したものとみなされます。」
木内さん:「限定承認や相続放棄をする場合はどうするのですか。」 高倉さん:「(家庭裁判所 )にその旨の申述を行います。」
木内さん:「被相続人の子どもが相続権を失うことはあるのでしょうか。」
高倉さん:「欠格や廃除によって相続権を失うことがあります。」
木内さん:「その場合、欠格や廃除により相続権を失った人の子どもに代襲相続は認められますか。」
高倉さん:「(認められます )。」
高倉さん:「相続人は、相続の開始があったことを知った時から、原則として(3ヵ月 )以内に、 相続について単純承認、限定承認、相続放棄のうちいずれかを選びます。その期間内に 限定承認も相続放棄もしない場合は、単純承認したものとみなされます。」
木内さん:「限定承認や相続放棄をする場合はどうするのですか。」 高倉さん:「(家庭裁判所 )にその旨の申述を行います。」
木内さん:「被相続人の子どもが相続権を失うことはあるのでしょうか。」
高倉さん:「欠格や廃除によって相続権を失うことがあります。」
木内さん:「その場合、欠格や廃除により相続権を失った人の子どもに代襲相続は認められますか。」
高倉さん:「(認められます )。」
問題 20
相続税における「小規模宅地等の評価減の特例」に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数 値の組み合わせとして、正しいものはどれか。 宅地等の区分 適用限度面積 減額割合 特定事業用宅地等※ 400m2 特定同族会社事業用宅地等 ( ア )% 特定居住用宅地等 330m2 貸付事業用宅地等※ 200m2 ( イ )%
※特定事業用宅地等と貸付事業用宅地等については、一定の場合に該当しない限り、相続開始前 ( ウ )年以内に新たに(貸付)事業の用に供された宅地等を除く。
1.(ア)50 (イ)80 (ウ)3
2.(ア)80 (イ)50 (ウ)1
3.(ア)80 (イ)50 (ウ)3
4.(ア)50 (イ)80 (ウ)1
問題解説
4.(ア)330 (イ)200 (ウ)50

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