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FP2J 公的年金の遺族給付に関する問題

公的年金の遺族給付に関する問題(9問)
公的年金の遺族給付の額

問題 1


泰子さんは、政彦さんが死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの榎田さんに相談をした。仮に政彦さんが、2019年10月に46歳で在職中に死亡した場合に、政彦さんの死亡時点において泰子さんが受け取ることができる公的年金の遺族給付の額として、正しいものはどれか。なお、遺族給付の額の計算に当たっては、下記<資料>の金額を使用することとする。(2019年5月32問)

1. 600,000円

2. 1,184,500円

3. 1,603,600円

4. 1,827,900円



 

問題解説
4. 1,827,900円
 

 

問題 2


結衣さんは、鉄平さんが万一死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの川岸さんに相談をした。川岸さんは、仮に鉄平さんが平成29年2月に38歳で在職中に死亡した場合に結衣さんが受け取る公的年金の遺族給付について説明をした。川岸さんが行った次の説明の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、鉄平さんは22歳でLT株式会社に就職してから死亡するまで継続して厚生年金保険(以下「厚生年金」という)の被保険者であったものとする。また、家族に障害者に該当する者はなく、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。(2017年1月33問)


 

問題解説
(ア)4分の3
遺族厚生年金の年金額は、原則として鉄平さんの厚生年金の被保険者期間に基づく報酬比例部分の年金額の4分の3に相当する額

(イ)300月
被保険者期間が300月未満の場合は300月とみなして計算する最低保障があります。 

(ウ)18歳 
 夫死亡時から18歳到達年度末まで、遺族基礎年金(基本額+子の加算額)が支給されます。 

 

問題 3


瑠璃子さんは、敬太さんが万一死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの大久保さんに相談をした。仮に敬太さんが2019年2月に36歳で在職中に死亡した場合、敬太さんの死亡時点において瑠璃子さんが受け取ることができる遺族給付の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、敬太さんは、大学卒業後の22歳から死亡時まで継続して厚生年金保険の被保険者であったものとする。また、家族に障害者に該当する者はなく、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。(2019年1月33問)

1.遺族基礎年金+遺族厚生年金

2.遺族基礎年金+遺族厚生年金+中高齢寡婦加算

3.遺族厚生年金

4.遺族厚生年金+中高齢寡婦加算


 

問題解説
1.遺族基礎年金+遺族厚生年金

遺族基礎年金は、配偶者は被保険者(夫・妻)が死亡した当時、生計維持関係にあり、子どもと同一生計。
遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(←支給順位順)に、支給されます(最高順位の者以外には受給権無し) 
夫死亡時に40歳以上で子のいない妻に中高齢寡婦加算がありますが対象外です

 

問題 4


真樹子さんは、清治さんが万一死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの阿久津さんに質問をした。仮に、清治さんが平成30年6月に45歳で在職中に死亡した場合に、真樹子さんが受け取ることができる公的年金の遺族給付に関する阿久津さんの次の説明の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。(2018年1月33問)

「清治さんが平成30年6月に在職中に死亡した場合、真樹子さんには遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給されます。
真樹子さんに支給される遺族基礎年金額は、基本年金額(=老齢基礎年金の満額)に( ア )を対象とする子の加算額を加えた額となります。また、真樹子さんに支給される遺族厚生年金額は、清治さんの死亡前の厚生年金被保険者期間に基づく報酬比例の年金額の( イ )に相当する額です。
なお、短期要件に該当する遺族厚生年金では、被保険者期間が( ウ )に満たない場合は( ウ )として計算されます。」

※清治さんは、大学卒業後の22歳から死亡時まで継続して厚生年金保険に加入しているものとする。
※家族に障害者に該当する者はなく、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。


1.(ア)和樹さんと清美さん (イ)4分の3 (ウ)240月

2.(ア)和樹さんと清美さん (イ)3分の2 (ウ)300月

3.(ア)清美さん (イ)4分の3 (ウ)300月

4.(ア)清美さん (イ)3分の2 (ウ)240月

 

問題解説
3.(ア)清美さん (イ)4分の3 (ウ)300月

(ア)清美さん 

遺族基礎年金額は、基本年金額(=老齢基礎年金の満額)に清美さんを対象とする子の加算額を加えた額となります
(イ)4分の3 

真樹子さんに支給される遺族厚生年金額は、清治さんの死亡前の厚生年金被保険者期間に基づく報酬比例の年金額の4分の3に相当する額です
(ウ)300月

短期要件に該当する遺族厚生年金では、被保険者期間が300月に満たない場合は300月として計算されます。」

 

問題 5


泰子さんは、仮に孝幸さんが2018年6月に31歳で在職中に死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの佐久間さんに質問をした。泰子さんが65歳になるまでに受給できる公的年金の遺族給付について示した下記<イメージ図>の空欄(ア)~(エ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、孝幸さんは、20歳から大学卒業まで国民年金に加入し、大学卒業後の22歳から死亡時まで継続して厚生年金保険に加入しているものとする。また、家族に障害者に該当する者はなく、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。記載のない条件については一切考慮しないこと。(2018年5月33問)


 

問題解説
(ア)1.18歳 
遺族基礎年金は、被保険者(父・母)が死亡した当時、生計維持関係にあり、18歳未満(18歳到達年度末まで可)、または20歳未満で障害有り。かつ、結婚していない。
(イ)4.遺族基礎年金(子の加算1人) 
遺族厚生年金は、その被保険者によって生計を維持されていた配偶者、子、父母、孫、祖父母支給される。
(ウ)6.遺族厚生年金(孝幸さんの報酬比例部分の年金額の4分の3相当額) 
老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で、被保険者期間が300月未満の場合は300月とみなして計算する最低保障がついています。 
(エ)10.中高齢寡婦加算
夫死亡時に40歳以上で子のいない妻や、子があってもその子が遺族基礎年金における加算対象外となったときに40歳以上の妻には、遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算されます。
 

 

問題 6


真理恵さんは、仮に康介さんが平成29年11月に34歳で在職中に死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの川久保さんに質問をした。真理恵さんが65歳になるまでに受給できる公的年金の遺族給付について示した下記<イメージ図>の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、康介さんは大学卒業後の22歳から死亡時まで継続して厚生年金保険に加入しているものとする。また、家族に障害者に該当する者はなく、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。記載のない条件については一切考慮しないこと。(2017年9月33問)

1.(ア)18歳の誕生日 (イ)遺族基礎年金(子の加算あり) (ウ)寡婦年金

2.(ア)18歳の誕生日 (イ)遺族基礎年金(子の加算なし) (ウ)中高齢寡婦加算

3.(ア)18歳到達年度の末日 (イ)遺族基礎年金(子の加算なし) (ウ)寡婦年金

4.(ア)18歳到達年度の末日 (イ)遺族基礎年金(子の加算あり) (ウ)中高齢寡婦加算




 

問題解説
4.(ア)18歳到達年度の末日 (イ)遺族基礎年金(子の加算あり) (ウ)中高齢寡婦加算

 

問題 7

友里さんは、貴博さんが万一死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの安藤さんに質問をした。仮に貴博さんが2023年4月に58歳で死亡した場合、友里さんが受給できる遺族給付に関する次の(ア)~(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、貴博さんは、大学卒業後22歳で就職してから2020年4月に退職するまで継続して厚生年金の被保険者であり、その後死亡するまでは国民年金の第1号被保険者として保険料を納付していたものとする。また、貴博さんと友里さんに子どもはおらず、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。(2020年1月38問)


(ア)貴博さんの死亡時点において、友里さんは遺族基礎年金と遺族厚生年金(中高齢寡婦加算額を含む)を受け取ることができる。

(イ)貴博さんが死亡したことにより、友里さんが65歳に達するまで受給できる遺族厚生年金の額(中高齢寡婦加算額を除く)は、貴博さんの厚生年金被保険者期間に基づく老齢厚生年金の報酬比例部分の年金額の4分の3に相当する額となる。

(ウ)友里さんに遺族給付の受給権が発生し、その後、老齢給付の受給権が発生した場合、友里さんは65歳前においては遺族給付と老齢給付の両方を同時に受給することはできない。

(エ)友里さんに遺族厚生年金の受給権が発生し、その後、老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給権が発生した場合、友里さんは65歳以後において遺族厚生年金の全額を受け取ることができる。



 

問題解説
(ア)✕ 
遺族基礎年金は「子」または「子のいる配偶者」に支給されるので、子のない友里さんは遺族基礎年金を受け取ることができません。
(イ)〇 
遺族厚生年金の年金額は、原則として鉄平さんの厚生年金の被保険者期間に基づく報酬比例部分の年金額の4分の3に相当する額
(ウ)〇 
65歳以上であれば、遺族給付と老齢給付の両方を合わせて受給することができます。
(エ)✕
遺族厚生年金の受給権が発生したあと、配偶者である友里さんが65歳に達し老齢基礎年金老齢厚生年金の受給権が発生した場合、厚生年金からの支給は以下の3つを比べて最も多い額となります。遺族厚生年金の全額を併給することはできません。

 

問題 8

彩香さんは、翔太さんが死亡した場合の公的年金の遺族給付について、FPの山根さんに相談をした。仮に翔太さんが在職中の2020年10月に34歳で死亡した場合、翔太さんの死亡時点において彩香さんが受け取ることができる遺族給付の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、翔太さんは、大学卒業後の22歳から死亡時まで継続して厚生年金保険の被保険者であったものとする。また、家族に障害者に該当する者はなく、記載以外の遺族給付の受給要件はすべて満たしているものとする。(2020年9月34問)

1.遺族基礎年金+遺族厚生年金

2.遺族基礎年金+遺族厚生年金+中高齢寡婦加算

3.遺族基礎年金+中高齢寡婦加算

4.遺族厚生年金+中高齢寡婦加算

 

問題解説
1.遺族基礎年金+遺族厚生年金 

遺族基礎年金は、配偶者は被保険者(夫・妻)が死亡した当時、生計維持関係にあり、子どもと同一生計。
遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(←支給順位順)に、支給されます(最高順位の者以外には受給権無し) 
夫死亡時に40歳以上で子のいない妻に中高齢寡婦加算がありますが対象外です

 

 

問題 9

公一さんは自営業者として起業するまで厚生年金保険に25年間加入していたが、自分や倫子さんが将来受給する公的年金の老齢給付について、FPの宇野さんに質問をした。公一さんや倫子さんが受給できる老齢給付に関する宇野さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問における老齢厚生年金は第1号厚生年金被保険者期間に基づくものとし、記載以外の老齢給付の受給要件はすべて満たしているものとする。(2020年9月40問)

1.「1961年(昭和36年)4月2日以後生まれの男性および1966年(昭和41年)4月2日以後生まれの女性には、特別支給の老齢厚生年金は支給されません。従って、公一さんおよび倫子さんは、原則として65歳から老齢給付を受給することになります。」

2.「老齢基礎年金を受給するためには、保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合計した受給資格期間が25年以上なくてはなりません。」

3.「厚生年金に20年以上加入していた公一さんの老齢厚生年金には、公一さんが65歳時点において倫子さんの生計を維持していれば、加給年金額が加算されます。」

4.「老齢基礎年金の振替加算額は、1966年(昭和41年)4月2日以後に生まれた人には加算されません。従って、倫子さんが受給する老齢基礎年金に振替加算額が加算されることはありません。」

 

問題解説
1.〇
1961年(昭和36年)4月2日以後生まれの男性および1966年(昭和41年)4月2日以後生まれの女性には、原則として65歳から老齢給付を受給することになります。
2.✕
受給資格期間が10年以上が必要です。
3.〇
厚生年金に20年以上加入していた公一さんの老齢厚生年金には、公一さんが65歳時点において倫子さんの生計を維持していれば、加給年金額が加算されます。
4.〇
老齢基礎年金の振替加算額は、1966年(昭和41年)4月2日以後に生まれた人には加算されません。従って、倫子さんが受給する老齢基礎年金に振替加算額が加算されることはありません。

 

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