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FP2J 健康保険に関する問題

健康保険に関する問題(11問)
傷病手当金の額、傷病手当金の支給要件等に関する、育児休業に係る社会保険、ケガによる療養のため休業、短時間労働者に対する社会保険の適用拡大、病気(私傷病)療養のため休業、再就職しない場合の公的医療保険、パートタイマーとして働いている勤務先で健康保険。

問題 1

慎一さんは、2018年7月にケガによる療養のため休業したことから、健康保険の傷病手当金についてFPの杉野さんに相談をした。慎一さんの休業に関する状況が下記<資料>のとおりである場合、慎一さんに支給される1日当たりの傷病手当金の額として、正しいものはどれか。なお、慎一さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者である。また、記載以外の傷病手当金の受給要件はすべて満たしているものとする。(2018年9月31問)
<資料>
[慎一さんのデータ]
・ 支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額は、450,000
円である。
・ 慎一さんが休業した日について、1日当たり3,000円の給与が支給された。
・ 休業した日については、労務不能と認められている。
[傷病手当金の1日当たりの支給額]
「支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額」÷30日×2/3

1. 0円

2. 7,000円

3. 8,000円

4. 10,000円


 

問題解説
2. 7,000円
傷病手当金の支給額=45万円×1/30×2/3=1万円
給与額が傷病手当金を下回るときは、差額相当の傷病手当金が支給されます。
休業中は1日当たり3,000円の給与が支給されるたので、本来の傷病手当金1万円との差額7,000円が傷病手当金として支給されることになります。


 

 

問題 2


真理恵さんは、平成29年8月中に病気(私傷病)療養のため下記<資料>のとおり休業した日がある。真理恵さんについての健康保険の傷病手当金の支給要件等に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、真理恵さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、当該休業期間に係る報酬の支払いはないものとする。また、記載のない条件については一切考慮しないものとする。(2017年9月31問)
・ 真理恵さんは( ア )によって、傷病手当金の支給要件の1つである待期期間を完成している。
・ 真理恵さんは( イ )から、傷病手当金を受けることができる。
・ 真理恵さんの傷病手当金の1日当たりの額は、原則として、以下の計算方法で計算される。
「支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額」÷30日×( ウ )
1.(ア)上記の図のAの期間 (イ)休業開始日 (ウ)2/3

2.(ア)上記の図のBの期間 (イ)待期期間を経過した日 (ウ)2/3

3.(ア)上記の図のAの期間 (イ)待期期間を経過した日 (ウ)1/2

4.(ア)上記の図のBの期間 (イ)休業開始日 (ウ)1/2


 

問題解説
2.(ア)上記の図のBの期間 (イ)待期期間を経過した日 (ウ)2/3
ケガや病気で休んだ日が3日間連続すること、4日目以降から手当が支給、
傷病手当金の支給額は、休業1日につき、支給開始日前12ヶ月間の各標準報酬月額の平均額×30分の1×3分の2相当額

 

問題 3


結衣さんは、第2子の誕生後、その子が満1歳に達するまでの間、育児休業を取得しようと考えている。育児休業に係る社会保険に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
なお、結衣さんは、22歳でLT株式会社に就職してから継続して雇用保険および全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、かつ厚生年金保険の被保険者であるものとする。(2017年1月32問)

(ア)育児休業期間について、一定の要件を満たした場合、雇用保険から育児休業給付金の支給を受けることができる。

(イ)育児・介護休業法に基づく育児休業等期間について、事業主が申出を行った場合、被保険者負担分の健康保険料および厚生年金保険料は免除されるが事業主負担分の保険料は免除されない。

(ウ)育児・介護休業法に基づく育児休業等期間について保険料免除を受けた期間は、厚生年金保険の保険給付の計算に際しては、保険料未納期間として取り扱われる。


 

問題解説
(ア)〇
育児休業期間について、一定の要件を満たした場合、雇用保険から育児休業給付金の支給を受けることができる。
(イ)✖
事業主・被保険者とも負担を免除。
(ウ)✖
育児・介護休業法に基づく育児休業等期間について保険料免除を受けた期間は、厚生年金保険の保険給付の計算に際しては、納付したものとみなされます。

 

問題 4


清治さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(以下「協会けんぽ」という)の被保険者であるが、平成29年11月にケガによる療養のため休業したことから、傷病手当金についてFPの阿久津さんに相談をした。清治さんの休業に関する状況は下記<資料>のとおりである。<資料>に基づき、清治さんに支給される協会けんぽの傷病手当金に関する次の(ア)~(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、記載以外の傷病手当金の受給要件はすべて満たしているものとする。(2018年1月32問)

(ア)清治さんへの傷病手当金は、11月11日から支給される。

(イ)傷病手当金の額は、休業1日につき、標準報酬日額の4分の3相当額である。

(ウ)傷病手当金が支給される期間は、支給されることとなった日から最長で1年6ヵ月である。

(エ)仮に、休業した日に給与が支給された場合には、傷病手当金は一切支給されない。


 

問題解説
(ア)✖
健康保険の傷病手当金を受けるには、ケガや病気で休んだ日が3日間連続すること(待期)が必要で、4日目以降から手当が支給される。
(イ)✖
休業1日につき、支給開始日前12ヶ月間の各標準報酬月額の平均額×30分の1×3分の2相当額です。
(ウ)〇
傷病手当金の支給期間は、同一の病気やケガであれば、支給開始日から起算して1年6ヶ月が限度です。
(エ)✖
休業期間中に給与が出る場合には、傷病手当金は支給されませんが、給与額が傷病手当金を下回るときは、差額相当の傷病手当金が支給されます。

 

問題 5


FPの妹尾さんは、平成28年10月から実施された「短時間労働者に対する社会保険の適用拡大」について花代さんから質問を受け、下表を用いてその要件やメリットなどを説明した。短時間労働者に対する厚生年金保険および健康保険(以下「社会保険」という)の適用に関する下表の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。(2017年5月32問)

 

問題解説
(ア) 4分の3  (イ) 傷病手当金  (ウ)  2分の1
パートタイマー等が健康保険・厚生年金保険の被保険者に該当する条件
1週間の所定労働時間および1月間の所定労働日数が同一事業所に使用され る通常の労働者の 4分の3以上であるもの
休業した場合、一定の要件を満たせば健康保険から傷病手当金などを受けるこ とが可能。
健康保険および厚生年金保険の保険料は、原則として事業主がその2分の1(労使折半
 )を負担する

 

問題 6

幸一郎さんは、2019年8月に病気(私傷病)療養のため休業したことから、健康保険から支給される傷病手当金についてFPの阿久津さんに相談をした。幸一郎さんの休業に関する状況は下記<資料>のとおりである。<資料>に基づき、幸一郎さんに支給される傷病手当金に関する次の記述の(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、幸一郎さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者である。また、記載以外の傷病手当金の受給要件はすべて満たしているものとする。(2019年9月33問)


 

問題解説
(ア)8月9日 (イ)5,000円 (ウ)1年6ヵ月
・ 連続して3日間仕事を休んだ6日、7日、8日の次の日8月9日に支給される。
・ 36万円×1/30×2/3=8,000円です。
・ 支給開始日から最長で1年6ヵ月 である。

 

問題 7


進太郎さんは、健康保険料について確認したいと思い、FPの長谷川さんに質問をした。進太郎さんの健康保険料等に関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。なお、進太郎さんは全国健康保険協会管掌健康保険(以下「協会けんぽ」という)の被保険者である。また、健康保険料の計算に当たっては、下記<資料>に基づくこととする。(2020年1月33問)
(ア)毎月の給与に係る健康保険料のうち、進太郎さんの負担分は28,000円である。
(イ)賞与に係る健康保険料については、全額会社が負担する。
(ウ)進太郎さんが負担した健康保険料は、全額が社会保険料控除の対象となる。
(エ)協会けんぽの一般保険料率は、都道府県単位で設定される。

 

問題解説
(ア)✕ 
原則として労使折半なので、進太郎さんの負担分は
560,000円×11.73%×1/232,844円です。

(イ)✕ 
給与と同じく被保険者と事業主が折半して保険料を負担します。
(ウ)〇 
全額が社会保険料控除の対象となります。また、国民年金や厚生年金保険の保険料も同様に社会保険料控除の対象となります。
(エ)〇
協会けんぽの保険料率は都道府県によって保険料率が異なります。

 

問題 8


和博さんは、定年で退職し、すぐに再就職しない場合の公的医療保険について、FPの谷口さんに質問をした。下表は、谷口さんが退職後の公的医療保険制度について説明した際に使用した表の一部である。下表の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、現在、和博さんは全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、泰子さんおよび正之さん、奈美さんはその被扶養者である。また、和博さんは障害者ではない。(2017年9月38問)


 

問題解説
(ア)20日
資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内に保険者である健康保険組合・住所地を管轄する全国健康保険協会の都道府県支部に申し出る必要があります。
(イ)75歳
健康保険や国民健康保険の被保険者が75歳になると、健康保険や国民健康保険の被保険者資格を喪失し、後期高齢者医療制度の被保険者となります。
(ウ)2年間
資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できる。

 

問題 9


里美さんは、パートタイマーとして働いている勤務先で健康保険の被保険者となっているが、働く時間を減らせば、勇人さんが加入する全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被扶養者となれるかどうか、FPの成田さんに質問をした。成田さんが行った協会けんぽの被扶養者に関する次の説明の空欄(ア)~(エ)にあてはまる数値および語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。(2019年1月39問)

「健康保険の被扶養者とされるのは、主として被保険者の収入により生活をしている者です。具体的には、被扶養者とされる者の年間収入が( ア )万円(60歳以上の者や一定の障害者は、( ア )万円に50万円を加えた額)未満で、原則として被保険者の収入の( イ )未満であることとされています。

ただし、被扶養者とされる者が被保険者と同居していない場合には、年間収入が( ア )万円(60歳以上の者や一定の障害者は、( ア )万円に50万円を加えた額)未満で、その金額が被保険者からの仕送り額より少ない場合に被扶養者とされます。


なお、被扶養者となれるのは一定の親族に限られますが、そのうち配偶者(内縁関係を( ウ ))、子、孫、被保険者本人の兄弟姉妹および父母などの直系尊属については、別居であっても収入要件を満たしていれば被扶養者となることができます。


ただし、被扶養者とされる者が他の医療保険(健康保険、後期高齢者医療制度)の被保険者とされる場合には、被扶養者となることができないため、海外居住者等一部の例外を除き、( エ )歳以上の者が被扶養者とされることはありません。」

1.(ア)103 (イ)3割 (ウ)除く (エ)75

2.(ア)103 (イ)2分の1 (ウ)除く (エ)70

3.(ア)130 (イ)3割 (ウ)含む (エ)70

4.(ア)130 (イ)2分の1 (ウ)含む (エ)75



 

問題解説
4.(ア)130 (イ)2分の1 (ウ)含む (エ)75

(ア)130

健康保険の被扶養者となるための収入条件は、年収130万円未満が原則
(イ)2分の1
被保険者と同居の場合は、年収は被保険者の年収の2分の1未満
(ウ)含む

被扶養者となれるのは一定の親族に限られますが、そのうち配偶者(内縁関係を含む、子、孫、被保険者本人の兄弟姉妹および父母などの直系尊属については。
(エ)75
海外居住者等一部の例外を除き、75歳以上の者が被扶養者とされることはありません。
 

 

問題 10


晴美さんは、2019年2月中に病気による療養のため休業した日がある。FPの落合さんが下記<資料>に基づいて計算した、晴美さんに支給される健康保険の傷病手当金の額として、正しいものはどれか。なお、晴美さんは全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、記載以外の傷病手当金の受給要件はすべて満たしているものとする。(2019年5月40問)

1. 12,000円

2. 20,000円

3. 24,000円

4. 32,000円


 

問題解説
1. 12,000円
傷病手当金の支給額は、休業1日につき、支給開始日前12ヶ月間の各標準報酬月額の平均額×30分の1×3分の2相当額です。

月平均の支給額は(17万円×6ケ月+19万円×6ケ月)/12月=18万円
傷病手当金の支給額=18万円×1/30×2/3=0.4万円

3日分の支給額は、0.4万円×3日=1.2万円

 

問題 11


彩香さんは、出産のために仕事を休んだ場合に支給される出産手当金や、産前産後休業中の社会保険 料の取扱いについて、FPの山根さんに質問をした。出産手当金および産前産後休業中の社会保険料に 関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入し なさい。なお、彩香さんは、会社に就職してから継続して全国健康保険協会管掌健康保険(協会けん ぽ)の被保険者であり、かつ厚生年金保険の被保険者であるものとする。 (2020年9月33問)

(ア)空欄(a)にあてはまる語句は「56」である。

(イ)空欄(b)にあてはまる語句は「4分の3」である。

(ウ)空欄(c)にあてはまる語句は「被保険者負担分および事業主負担分」である。

(エ)空欄(d)にあてはまる語句は「保険料の未納期間」である。

 

問題解説
(ア)○ (イ)× (ウ)○ (エ)×
(協会けん ぽ)の被保険者であり、かつ厚生年金保険の被保険者であるものとする。
協会けんぽの被保険者が出産のために仕事を休み、給与の支払いを受けられなかった場合、出産手当金が支給されます。
支給されるのは、出産の日以前(***)日から出産の日後( 56)日までの間おいて、仕事を休んだ日数分となります。
出産手当金の額は、休業1日について、支給開始日の属する月以前の直近の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額を30で除した額の3分の2 )相当額となります。
産前産後休業期間中の健康保険および厚生年金保険の保険料については、事業主の申出により 被保険者負担分および事業主負担分 )が免除されます。
また、この免除期間は、将来、被保険者の年金額を計算する際は、 ( 保険料の納付済期間 )として扱われます。

 

 

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